1.犬の保護
キドックスでは主に茨城県動物指導センターからの保護や、その他関係機関や連携ボランティアさんからの保護を中心に行っています。
茨城県内では、放し飼いや迷子犬などの首輪の付いた放浪犬や、人の姿を見ずに育った野犬が多く、中大型の雑種がほとんどを占めます。外で彷徨っていたために8割以上がフィラリアに感染しており、寄生虫や皮膚病にかかっている犬も多く、栄養状態も被毛状態もあまり良くないケースが多いです。
そのため心身共に丁寧なケアが必要となり、保護してすぐには譲渡に出すことが難しい子もおります。
保護したらまずは感染症予防のため隔離期間を設けつつ、初期医療(ワクチンや検便や避妊去勢手術等)と健康診断、行動観察などを行っていき、犬の状態を細かく見極めて今後どのようなケアが必要かを判断していきます。