卒業犬
つみれ
プロフィール
年齢 | 4歳(2019年4月生まれ) |
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性別 | 女の子 |
犬種 | 雑種 |
体重 | 14kg |
保護された時期 | 2023/06/16 |
医療について |
健康状態について
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ハンドラーの若者に聞いた担当犬インタビュー
担当犬はどんな仔?
- 性格やキャラクター
人の動きをよく見て、周りの環境チェックをする慎重な性格です。動物指導センターの引き出し時の外でのテストでは、慣れない人や環境からキャパオーバーになり金網を激しく噛んで逃げ出そうとしたことがあります。
キドックスに仲間入りしてからは、少しずつ環境に順応しパニックになることはほぼなくなっています。
つみれが怖いと思うような場面では一緒にその場で待ってあげることで、つみれ自身の力で落ち着くことが出来ます。
- 対人反応
積極的に触れ合いを求めるようなタイプではありませんが、人への興味はあるようです。
人への興味関心はありますが、グイグイと人の方から向かってこられるのは好きではありません。人が待ちの姿勢でいると様子を伺いながら近づいて匂いを嗅いでくれます。食べることが好きな為、オヤツを使ったコミュニケーションが向いているでしょう。小学生以下のお子様との関わりの経験はまだありません。
- 身体接触、お手入れ
人から触られることにまだ慣れていない様子です。胸元や首元は触られることに対して激しく抵抗したりびくつく事はありませんが、嫌だなと思うと身体を引いたり顔を背ける様子があります。
また、足先や尻尾などは触られるのが特に苦手で足を引っ込めたりするため、現在短時間で触る練習を繰り返しています。
- トレーニング反応
トレーニングは未経験のようですが、食べることが好きなのでゆっくりした動きながらもオヤツに釣られて動くことが出来ます。現在は人とのコミュニケーションが取れるようになるために、人の褒める声や撫でる時間もつみれにとって嬉しいことになるよう関わっています。
里親家庭に行ってもしつけ、コミュニケーションとして楽しみながらトレーニングを続けていくことはつみれのQOL維持にもつながるのでお勧めです。
- 運動量、遊び
運動量はさほど多くありませんが、毎日の散歩は心身の成長に良い影響を与えてくれます。
ゆったり20~30分×2回/1日くらいがちょうどいい運動量です。
今のところオモチャで遊ぶ様子は見られません、引き続き様子を観察してきます。
- 散歩
中型犬のそれなりの強さの引っ張りがあります。往来の少ない田舎道では、真っすぐ歩くことが出来ますが、車や自転車、通行人など都市部で特に多く見かけるようなものに対してはその場から逃げようと強く引っ張ることがあるため、急な動きにも対応できるよう常に注意が必要です。
- 他犬反応
他犬への興味はありますが、過度ではなく匂いを嗅ぐ程度で、穏やかなタイプの犬であれば上手に挨拶をすることが出来ます。
ただし、元気なタイプの犬も含め他犬との接触経験が少ないため、他犬への態度や相性は引き続き観察中です。
- 食事、フードガード(食べ物を護って怒る)
食べることは大好きですが、がっつく様子は無く人の手からも優しく食べることが出来ます。
直近のフードガードの確認では、護る反応はみられませんでした。日常のお世話で犬舎にフードボウルを出し入れする際も今のところ全く問題ありません。引き続き様子を観察していきます。
- 排泄
トイレは現在完全外派のため、室内でできるようにするためにはトイレトレーニングが必要です。
- ハウス、留守番、就寝
ハウスでの寝泊り、留守番はできます。ハウスに入った後に出してほしくてピーピーと鼻で鳴くような様子も時折ありますが、諦めが早いため長く続くことはありません。
また、ハウス内の敷物を素材によってはかじってしまうため、誤飲防止のためにも、様子観察が必要です。ジョイントマットはかじってしまうため、現在はバスタオルを使用しています。
お世話の際の注意点はありますか?
新しい環境への慣れと、環境に慣れてきた後も油断にも注意
リードでの散歩は少しずつ慣れてきました。
一方で散歩や過ごす場所が新しくなった時(トライアルスタート時)激しく慌てたり、怖いという気持ちが強くなるかもしれません。
事前に希望ご家族がつみれの特性や状態をしっかりと把握しておくことが必要です。
また室内では脱走に注意。穏やかな面だけでなく外が好きで日頃から外に出たいという気持ちを常に持っている犬です。そのため、細く開いた扉の隙間や人の足の間から出て行ってしまうかもしれません。戸締りはもちろん、つみれや里親ご家族が慣れてきた後にも油断せず日頃の生活を送るのが良いでしょう。
どんな家族が里親さんに向いていると思いますか?
犬と穏やかな生活をしたいご家族に向いています
新しい環境に慎重な部分はありますが、その環境に慣れた後の穏やかな様子から、学びの意識が人にあれば犬初心者家族にも適性がありそうです。
逆に一緒に走りたい、遊びたいなどのアクティブな犬をご希望のご家族や小さいお子様で沢山触れ合いたい、遊びたいご家族には向いていないかもしれません。また散歩時の引っ張りや過去に激しくパニックを起こした様子から、ご高齢者だけのご家庭では引っ張りやパニックを制御できるかしっかりと検討が必要です。