卒業犬
ねぎま
プロフィール
年齢 | 6歳(2016年生まれ) |
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性別 | 男の子 |
犬種 | 雑種 |
体重 | 16.9kg |
保護された時期 | 2022/02/09 |
医療について |
健康状態について
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ハンドラーの若者に聞いた担当犬インタビュー
担当犬はどんな仔?
- 性格やキャラクター
穏やかでゆったりと落ち着いた性格をしています。人との暮らしの中で何かを過度に怖がったり、強く興奮したりする様子はなく、ある意味手が掛からない性格の持ち主です。
- 対人反応
一見すると、老若男女問わずに穏やかに優しく関わり、人とのコミュニケーションを取ることができ、人から触られることも受け入れます。一方で目の前にパッと出される手に首を引っ込め、目を閉じるしぐさをします。その様子からもしかしたら前家庭では、叩かれることもあったのではないか・・・人に対してへりくだるようなしぐさを見せることからもそう感じています。後天的理由による叩かれることへの不安と生まれ持った人への好意や関心を一緒に持っているようです。小さい幼児とは接点がないため分かりません。
- 身体接触、お手入れ
身体のどこを触られても受け入れてくれます。脚拭きやブラッシング、シャンプーなど日常のお手入れも問題ありません(爪切りはまだ練習しておらず、これからのため要観察)。
- トレーニング反応
オヤツをモチベーションにしたトレーニング反応は良く、今はオスワリやマテを練習中です。
トレーニングを通して、人への安心感をを持ってもらうことがねぎまのためにも良いでしょう。
- 運動量、遊び
運動量は多くありませんが、毎日の散歩が運動であり、心身の楽しみです。
ゆったり30分~45分×2回/1日ぐらいがちょうどいい運動量です。
今のところおもちゃで遊ぶ様子はありません。引き続き観察を続けています。
- 散歩
身体は大きいですが、人のペースで一緒に歩いてくれるので、とても散歩しやすいタイプです。
過度に引っ張る、歩きたがらないなどはありません。力にあまり自信がない方でも散歩できます。
匂いを嗅ぐことは大好きですので、草や土、木などを「嗅ぐ」時間は作ってあげましょう。
- 他犬反応
興味はありますが、過度ではなく、匂いを嗅ぐ程度です。遊ぶ様子もなく、どちらかというと人の近くにいることを好むタイプのようです。今のところ唸るなど威嚇、攻撃的な反応をすることはありません。引き続き観察中です。
- 食事、フードガード(食べ物を護って怒る)
食べることは好きです。選り好みすることなくご飯をしっかり食べます。
フードガードも今のところ全くありません。食べている近くを通ったり、お皿から落ちたフードを戻したり、食べ終わったお皿を下げても気にしません。
- 排泄
オシッコ、ウンチ、共に外派です。
- ハウス、留守番、就寝
ハウスが苦手です。ソワソワと落ち着きません。入ることは嫌がりませんが、落ち着いて居る、休むことができません。当初は吠えることもありましたが、人が同じ部屋にいると、静かに待つことも増えてきました。ただ留守番は苦手のままで鳴いたり、ハウスを噛んで壊そうとすることもあります。性格と行動から里親家庭ではフリーでの寝泊り、留守番にこそ適正があり、ねぎまも人も楽かもしれません。
その際は食べ物の管理と戸締りはしっかりとすることが必要です。
お世話の際の注意点はありますか?
触れ合いは「待ち」の姿勢でねぎまから。人は「下から優しく」
人のペースで上から、正面から勢いよく触っても撫でてもねぎまは受け入れてはくれます。尻尾も振っているので、一見すると喜んでいるだけのように見えますが、実は我慢もしています。
長い付き合いだからこそ、迎えた当初の触れ合いは、ねぎまが自分から来てくれた時に「下から優しく」が良いでしょう。保護犬と里親家族は長い付き合いだからこそ、「犬目線」で関わることがねぎまの安心や家族への信頼に繋がります。
外では散歩自体は人に合わせて楽に歩けます。その分、人が油断しやすいため、落ち着いている食べ物に気が付かずねぎまに食べられてしまう危険性があります。スマホをしながらなどの「ながら散歩」は止めて下さい。
バリケン内での長時間の留守番は苦手です。バリケンを破壊してしまう可能性もあるので、部屋にねぎま用の自由に活動してよいスペースを準備すると良いかもしれません。
どんな家族が里親さんに向いていると思いますか?
犬と穏やかな生活をしたいご家族に向いています
穏やかな性格なので飼育環境によっては犬初心者家族や受け皿がしっかりあれば、高齢のご家族にも向いています。一緒に走りたい、遊びたい、アウトドアに行きたいなどアクティブな犬をご希望のご家族には向いていないかもしれません。多頭飼育もこなすことはできそうですが、ねぎまの性格を考えると、ひとりっこで家族と安心や信頼関係を持ち、穏やかに暮らすことが向いていないのではないかと感じます。