卒業犬

こん

こん

プロフィール

年齢 推定2歳(2021年4月生まれ)
性別 男の子
犬種 雑種
体重 9.2 kg(中型犬)
保護された時期 2022/12/28
医療について
健康状態について
  • 疾病:特になし
  • 経過観察情報:疾病や特に経過観察する事項はなし。
  • 処置済み医療:
    ・去勢手術
    ・フィラリア治療薬
    ・ノミダニ駆除薬
    ・狂犬病ワクチン接種(年一回)
    ・混合ワクチン接種(年一回)
    ・マイクロチップ挿入済み

ハンドラーの若者に聞いた担当犬インタビュー

担当犬はどんな仔?

  • 性格やキャラクター

元気よく明るい性格です。楽しくなったり興奮すると人に跳びつく様子が見られますが、人の声を聞こうとする意識は高く、トレーニング時への意欲も良い犬です。人との関わり方次第で新しい家族、環境にも早く順応できる仔です。何も教えられていない分、これからが楽しみでしょう。

  • 対人反応

人に興味関心があり、老若男女問わず自ら触れ合いを求めます。

ただし、初対面の人へは怖がり警戒する様子があり、こんちゃんの様子を見ながらゆっくりふれあうステップが必要です。
慣れてからは、テンションが上がると跳びついたり、じゃれ噛みが出ることもあるため、小さいお子さんやご高齢の方との接触には注意が必要です。

  • 身体接触、お手入れ

急に触れたり、撫で方が強いと甘噛みが出ることがあります。触れ合う際は、ゆっくり優しく触れてあげると落ち着いて受け入れてくれます。ケアに関しては脚先が苦手なのと、最中に動き回ったり甘噛みが出ることがため、現在落ち着いてケアを行えるよう練習中です。

  • トレーニング反応

トレーニングは未経験のようです。コマンドは練習中で、最近オスワリやマテを覚え始めました。オヤツをモチベーションにしたトレーニング反応は良く、人と一緒に何かをする意欲は高いため、教え甲斐はあります。しつけとして、コミュニケーションの一環として楽しみながら練習していくことは こん はもちろん、里親家族にとっても関係性を作る助けになるためお勧めです。

  • 運動量、遊び

毎日の散歩と運動が必要であり、心身の成長に好影響を与えます。
散歩は1日20分~30分を2回くらい行き、運動が足りているか様子を見ていくと良いでしょう。
おもちゃ遊び、一緒に走る、匂いを嗅ぐ、ボール投げなど遊びの引き出しもこれから広がっていくかもしれません。

  • 散歩

引っ張りがあります。中型犬のそれなりの強さの引っ張りです。テンションが上がると人に跳びついたり甘噛みが出る可能性があります。
歩きたがらない、匂い嗅ぎに執着するなどはなく、練習していけば人のペースで一緒に歩くことを覚えてくれそうです。現在散歩練習に取り掛かり始めています。

  • 他犬反応

他犬を見かけると吠える様子が見られます。

他犬に興味関心はありますが、実際ふれあうとマウントをしたい気持ちが強く実際に行動に移してしまうため相手から怒られることが多々あります。相手が怒るサインに気づきはするものの、それよりも再度マウントしたいという気持ちが強いためニンゲンが介入をする必要があります。

現時点では他犬との接触経験が少ないため、他犬への態度や相性は引き続き観察中です。

  • 食事、フードガード(食べ物を護って怒る)

食べることは好きです。選り好みすることなくご飯をしっかり食べます。フードガードはまだ未確認ですが、犬舎にフードボウルの出し入れをするのは今のところ問題ありません。引き続き様子を観察継続中です。

  • 排泄

長時間はまだ我慢することができず、室内と屋外両方で排泄します。将来的に、外で排泄をさせたい場合はまめに排泄のために外へ連れ出すことが必要です。室内で排泄をさせたい場合は、トイレトレーニングを行う必要があります。

  • ハウス、留守番、就寝

元々クレートが苦手で、吠えたりクレートを噛んで壊そうとし、落ち着いて居る、休むことができませんでした。その為、クレートから広い犬舎へと住まいを変更したところ、落ち着いて過ごせるようになりました。その後、環境への慣れと安心からかクレートで落ち着いて過ごせることもできるようになってきましたが、留守番など完全に一人になるシーンではまだ反応が未確認のため注意が必要です。今後の様子次第ですが、性格と行動から里親家庭ではある程度スペースを区切ったフリーでの寝泊り、留守番が適している可能性もあります。ただ、フリーで過ごした経験がないためイタズラや危険防止で、食べ物の管理や戸締りはしっかりとすることが必要です。

また、就寝や留守番の時間が長いと室内で排泄をしてしまうことがあります。現在様子を観ていますが、里親家庭では寝る前や早朝にトイレ出しに行くなど対策が必要かもしれません。

お世話の際の注意点はありますか?

散歩の引きの強さと、日々のストレス発散とメリハリが大切

若く、元気なので日々の運動はしっかりとしてあげる必要があります。運動不足だと甘噛み、吠え、いたずらなどが強くなる可能性があります。跳びつきやジャレ噛みはきちんとダメであることを声で伝え、止めたら即座に褒めましょう。
また、人との間において、遊びや運動が日々のルーティンとなっていれば、予防や諦めに繋がりやすいため、やっていいこと良くないことも受け入れやすくなり、好循環を生みやすいでしょう。

 

ご飯や散歩前などに催促吠えが出る様子があります。これに答えてしまうと要求吠えの悪化に繋がるので注意が必要です。好きだからこその「はやく、はやく!」ですが、助長しないために徹底して知らんぷりをし、吠えが止んでから準備を再開するようにしましょう。

 

脱走に注意。意識的に逃げようとする様子はありませんが、好奇心旺盛のため、各部屋の戸締りには注意した方がいいでしょう。

どんな家族が里親さんに向いていると思いますか?

ドッグトレーニングに興味がある方、体力に自信がある方、犬と一緒に楽しみたいご家族に向いています

性格は明るく、人と関わることも好きです。
元気が良いため、適切な運動や発散をさせてあげる、体力があり、日々の生活の中で運動発散時間を取れるご家族。
アウトドアなど外で犬と一緒に出かけることが好きなご家族。元気一杯タイプの中型犬飼育経験があるご家族はより良いでしょう。
まだ若く、家庭で人暮らしていくときにやっていいこと、いけないことや共通のルールは知らない、これからの犬です。
生活のしつけはもちろん、ドッグトレーニングやアクティブな遊びを積極的にやりたい、楽しみたい方にこそ向いているかもしれません。
身体はそこまで大きくはありませんが、現時点では引っ張る力は強く、跳びつきや甘噛みなどが見られるため高齢のご家族様、小さいお子様がいるご家庭は向いていません。
本犬の特徴を理解した上で、時間と体力に余裕があり、メリハリを付けて、関われるご家族との生活ができれば、双方にとってよいでしょう。

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