卒業犬

ふみちゃん

ふみちゃん

プロフィール

年齢 推定10ヶ月(2022年生まれ)
性別 女の子
犬種 雑種
体重 8.4kg(小型犬)
保護された時期 2022/12/28
医療について
健康状態について
  • 疾病:特になし
  • 経過観察情報:保護当初、検便でコクシジウムが出て治療済み
  • 処置済み医療:
    ・避妊手術
    ・フィラリア治療薬
    ・ノミダニ駆除薬
    ・狂犬病ワクチン接種(年一回)
    ・混合ワクチン接種(年一回)
    ・マイクロチップ挿入済み

ハンドラーの若者に聞いた担当犬インタビュー

担当犬はどんな仔?

  • 性格やキャラクター

保護当初は怖がる様子もありましたが、仔犬ならではの順応性の高さがあり、日に日に明るく、活発な態度行動を見せてくれるようになりました。

人との関わり方次第で新しい家族、環境にも順応できる仔です。月齢から、人との関わりが性格形成に大きな影響を与える大事な時期であり、これからが楽しみな仔でしょう。

  • 対人反応

初対面の人に少し怖がる可能性はありますが、順応性は高いです。人に興味関心があり、慣れると老若男女問わず自ら触れ合いを求めます。仔犬らしい態度を見せ、人とコミュニケーションを取れ、過度な興奮もなく、バランスが良い仔です。まだ仔犬のため、この先自立心ある態度と人への信頼を持つようになるか、依存気味になってしまうかこれからの人の関わり方次第でしょう。小さい元気な幼児とは接点がないため分かりません。

  • 身体接触、お手入れ

顔周りや足先を触られることは苦手な様子ですが、それ以外の部位は嫌がらずに受け入れます。これまでお手入れの経験がなかったようで、現在慣らしていく練習中です。

  • トレーニング反応

仔犬保護のため、トレーニングは未経験です。コマンドは練習中で、最近オスワリやオテを覚え始めました。オヤツをモチベーションにしたトレーニング反応は良く、人と一緒に何かをする意欲は高いため、教え甲斐はあります。しつけとして、コミュニケーションの一環として楽しみながら練習していくことはふみはもちろん、里親家族にとっても関係性を作る助けになるためお勧めです。

  • 運動量、遊び

毎日の散歩と運動が必要であり、心身の成長に好影響を与えます。

散歩は1日20分~30分を2回くらい行き、運動が足りているか様子を見ていくと良いでしょう。

おもちゃ遊び、一緒に走る、匂いを嗅ぐ、ボール投げなど遊びの引き出しもこれから広がっていくかもしれません。

  • 散歩

引っ張りがあり、前後左右に動き回ります。

環境に慣れるまでは、歩きたがらない、引き返そうとする様子が見られる可能性があります。練習していけば人のペースで一緒に歩くことを覚えてくれそうです。現在散歩練習に取り掛かり始めています。

  • 他犬反応

他犬への興味関心はありますが、相手の状態を見ずに自分の遊びたい気持ちで関わるため、人が間に入ってのサポートが必要です。

現時点では他犬との接触経験が少ないため、他犬への態度や相性は引き続き観察中です。

  • 食事、フードガード(食べ物を護って怒る)

保護当初、環境変化によるストレスで食べない状況が続いたことがあります。

その後環境に適応し始めると食欲も復活し、現在では食べることは大好きになりました。

ゴハン準備の際に要求吠えが出ます。フードガードはまだ未確認ですが、犬舎にフードボウルの出し入れをするのは今のところ問題ありません。引き続き様子を観察継続中です。

  • 排泄

長時間はまだ我慢することができず、室内と屋外両方で排泄します。将来的に、外で排泄をさせたい場合はまめに排泄のために外へ連れ出すことが必要です。室内で排泄をさせたい場合は、トイレトレーニングを行う必要があります。

  • ハウス、留守番、就寝

ハウスでの寝泊り、留守番はできます。促せばハウスに入ってくれます。

ただし、ハウス内の敷物をかじってしまう行動が見られます。

また、夜中の就寝でハウス内に居る時間が長いと、ハウスの中で排泄をしてしまうことがあります。現在様子を観ていますが、里親家庭では寝る前や早朝にトイレ出しに行くなど対策が必要かもしれません。

お世話の際の注意点はありますか?

カワイイ仔犬だからこそ、甘やかしは注意。可愛がりと甘やかしの違いを人が意識して関わりましょう。
 
  • コマンドトレーニングも、甘噛みも、散歩もこれから学ぶ仔です。

    一つ一つの関わりが全てふみと家族にとっての生活のルール作りの機会になります。

    遊びたい、噛みたい盛りの仔犬であることを十分に理解し、仔犬の目線から必要なことをしつつ、家庭生活のルール土台作りをしていきましょう。

  • 散歩前などに催促吠えが出る様子があります。これに答えてしまうと要求吠えの悪化に繋がるので注意が必要です。好きだからこその「はやく、はやく!」ですが、助長しないために徹底して知らんぷりをし、吠えが止んでから準備を再開するようにしましょう。
  • 散歩は人と一緒にペースを合わせて歩くやり方を里親希望者さんも学ぶ必要があります。 

  • 脱走に注意。意識的に逃げようとする様子はありませんが、好奇心旺盛のため、各部屋の戸締りには注意した方がいいでしょう。

どんな家族が里親さんに向いていると思いますか?

時間を掛けられる方、仔犬と共に一緒に成長したいと考えられるご家族に向いています

初めは人や環境に慣れるのに少し時間を要するかもしれませんが、行動面での癖がなく、仔犬らしい明るい性格です。学びの意識が人にあれば、犬初心者家族や小さいお子様がいるご家族にも適性がありそうです。

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