卒業犬
チノ
プロフィール
年齢 | 1歳(推定2022年10月生まれ) |
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性別 | 女の子 |
犬種 | 雑種 |
体重 | 9.8㎏ |
保護された時期 | 2023/05/09 |
医療について |
健康状態について
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ハンドラーの若者に聞いた担当犬インタビュー
担当犬はどんな仔?
- 性格やキャラクター
怖がりで緊張しいな仔です。慣れない環境や人への不安から緊張がちで、慣れるまで時間がかかります。状況によっては、パニックからその場から逃げようとして強く引いたり急な引きがあるため注意が必要です。じっくりと時間を掛けて慣らしてあげる必要があります。
- 対人反応
自分から挨拶はできません。緊張が強く表情も固いです。人への意識や興味の根はありますが、馴れていく変化を見せてくれるまでは時間が掛かります。馴れて安心してくると、しっぽを振ったり舐めてきたりとフレンドリーな様子も見せてくれるようになります。
そんなチノと関係を築くには、まず挨拶するときは、いきなり近づく、触るなどはせずに、待ちの姿勢でゆっくりと待ってもらえると、その1回1回が人に対する安心に繋がっていきます。小さいお子さんとは接点がないため分かりません。
- 身体接触、お手入れ
緊張で身体が固まりつつではありますが、全身を触ったりお手入れをすることはできます。
ただし、口周りや足先などの敏感な部分に対しては嫌だなと思うと身体を引いたり顔を背ける様子があります。
お手入れなどは無理をせず、少しずつ慣らしながら進めてあげるとお世話のしやすさへと繋がっていくのでお勧めします。
- トレーニング反応
トレーニングの前に人に安心し、馴れることが必要です。
落ち着いた場所で人からオヤツをもらうことから始めて、少しずつ関係値を上げていくと良いでしょう。
トレーニングを通して、人とのよりよい関係性作りを学ぶことはチノにはもちろん、里親ご家族さんにとっても一緒に生活をするうえでのコミュニケーションや日常生活を円滑にする助けになるので、チノの緊張が和らいできたら始めることをお勧めします。
- 運動量、遊び
運動量は多くありません。毎日の散歩が運動になっています。
ゆったり30分×2回/1日くらい行き、運動が足りているか様子を見てあげてください。
今のところおもちゃで遊ぶ様子はありませんが、自分の気持ちを出せるようになってくると遊びの引き出しも広がっていくかもしれません。
- 散歩
中型犬のそれなりの強さの引っ張りがあります。
怖がりなので右往左往したり、歩くのを拒否して後ろに逃げたり、物音や人に驚いて急に強い引きが出ることがあるため、脱走への注意が特に必要です。
また、怖がり具合によってはうんちやおしっこを漏らしてしまうことがあるため、排泄物の処理や車などにお気を付けください。
- 他犬反応
犬に対して興味津々で、見かけるとしっぽを振り積極的に近づくなどの様子が見られます。
現時点ではチノ自身に攻撃性は見られません。ただ、相手の犬の様子をあまり見れず、しつこく挨拶に行ってしまう場面も見られます。
他犬と遭遇した時は、いきなり接触せず距離を保って様子をみることをお勧めします。
- 食事、フードガード(食べ物を護って怒る)
食べることは好きですが、緊張や不安により食べられないことがあります。
フードガードは現時点では守る反応は見られませんでした。犬舎にフードボウルの出し入れをするのも今のところ問題ありません。引き続き問題がないか様子を観察中です。
- 排泄
トイレは現在完全外派のため、室内でできるようにするためにはトイレトレーニングが必要です。
外派のためハウス内ですることはありませんが、怖がりなので玄関へ向かおうとする際に漏らしてしまうことがあります。
また、排泄の時、本人が安心して排泄できる場所を見つけるまで、本人なりの条件や気持ちの面が影響しているようで、状況によって散歩へ行ってもおしっこやうんちをしないことがあります。
2~3日しない場合もありますので、チノの体調を観察しつつ、場合によっては長めに散歩へ行ったり、安心して排泄できる場所を探したりと工夫が必要です。
- ハウス、留守番、就寝
ハウスでの寝泊り、留守番はできます。
ただし、ハウス内の敷物をかじってしまうため、誤飲防止のためにも様子観察が必要です。
お世話の際の注意点はありますか?
まずは安心から。急がず時間を掛けながら、丁寧な世話の一つ一つが関係作りに繋がります。 脱走は気を付けて!
人に馴れるのに時間が必要です。仲良くなろう、人を好きにさせようと急ぐことは逆効果です。チノのキャラクターを理解し、急がずに関係を築いていくこと。散歩や排泄、ご飯など生きていくために必要なことを日々重ねていくこと。触れ合いはゆっくりと少しずつを心がけましょう。急がないことがチノと仲良くなるための近道です。
排泄に関しては、怖がりなので慣れるまではしばらく漏らしてしまうことが続くと思います。
慣れるのに時間がかかるタイプですので、地道にはなりますがじっくり辛抱強くチノに寄り添ってあげてください。
玄関までの道のりや、散歩道でオヤツをあげて少しずつ環境へ慣らす練習を行うと、チノも安心感を抱けるかもしれませんのでお試しください。
外の環境に慣れていないため、急に引きが強くなったり、びっくりして逃げようとしたりすることがあります。
散歩は必ずダブルリードと脱走防止ストラップ着用にすることをお勧めします。
また、室内でも脱走にご注意ください。玄関までにもう一つブロックとなるゲートや扉が閉まっている状態で散歩の出し入れをするなど脱走防止の安全策が必要です。扉や玄関の開けっぱなしなどから外に逃げてしまう可能性がゼロではありません。戸締りはしっかりしましょう。
どんな家族が里親さんに向いていると思いますか?
チノのキャラクターを理解し、ゆっくりと関係を作っていきたいご家族に向いています
不安や緊張から気持ちの余裕がなく、時折パニックや怖くて逃げ出したい状況に陥る時がありますが、室内での行動面での難しさは今のところありません。活発に走り、触れ合い、遊ぶような様子は今のところ見られないので、アクティブな犬との暮らしをご希望されるご家族よりは、チノの性格を理解しゆっくりと関係を作っていくことに理解があるご家族に向いています。
現時点では散歩での引きが強いため、高齢者だけのご家族、小さいお子様がいるご家族には向いていないかもしれません。