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【その他】N/S高マイプロ発表・協働会に協働者として参加

【その他】N/S高マイプロ発表・協働会に協働者として参加

【その他】N/S高マイプロ発表・協働会に協働者として参加

認定NPO法人カタリバがアドバイザーとしてプロジェクトサポートしているN/S高マイプロ発表・協働会に参加しました。
保護犬猫や殺処分などの動物の社会問題との出会いをきっかけに、「動物が幸せに暮らせる環境を作る」をコンセプトとしたマイプロジェクトに取り組んでいる学生のプレゼンを聞き、動物保護団体で活動している立場からアドバイスや情報提供などを行う協働者としての参加です。

これからの未来を担う学生が社会に問題意識を持ち、そのために自分が何ができるか考え取り組んでくれている。それだけで、めちゃくちゃ嬉しい。
でも、ただ喜んでいるわけにもいかないので、短い時間のなかで自分なりに思うことを精一杯伝えました。

今回、一番丁寧に伝えた言葉は「楽しさをどう作っていくか」ということ。
動物の社会問題に取り組んでいると、どうしても視点が動物中心へとなりやすいものです。
でも、この問題を良くも悪くもするのは人。人へのアプローチはかかせません。
「保護犬猫の存在」「殺処分」「パピーミル」「不妊去勢手術」「脱走などの危機管理」「矯正、陽性トレーニングの違い」などなど・・・
知っているからこそ、問題を解決するために伝えたい。
ところが、「正しいこと」って、なかなか人に伝わらない。

まず、正しい情報は多くはその物事に関心がある人しか求めていないこと。
そして、より困難なことは相手に対して指摘しなければならないとき。
こちらは良くなってほしいと正しい情報を伝えたつもりかもしれないが、相手にとってはいまの自分を否定されたことになってしまう。
私もよく経験があるのですが、図星を突かれた時ほど反発したくなるものです。苦笑

でも、「楽しい」が持つパワーは特別。
楽しいことは誰だって興味があるし、動物とともにいることを「楽しい」と思えるようなきっかけを作れたら。
一度楽しいと思えたなら、その後もきっとその動物を大切にするだろうし、もっともっといろんなことを、「正しいこと」も知りたいと思うようになるはず。

今回の学生は得意なイラストを使って動物の社会問題にアプローチできないかと活動しています。
なんかもう、イラストってだけで楽しそうな感じがしてくるではないですか。
ちょっと笑える、ほっこりする。そんなイラストを見ただけで、自分が飼っている動物に対して優しくなれる気がするって思うのは私だけでしょうか笑

まだまだこれからもたくさんの出会いが待っているだろうけど、今回の出会いが何かひとつきっかけになってくれると嬉しいなぁ。
スタッフの岡本でした。

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