1分でわかるキドックス
Kidogs in 1minute

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KIDOGS.

キドックスの始まりは、2011年頃。
当初は子ども達向けの犬とのふれあい講座という小さなイベント型の活動からスタートしました。
2013年からは、茨城県土浦市に施設を構えて、
引きこもりや不登校などで社会で居場所が見つからずに孤立し悩んでいる子ども若者達の支援と、捨て犬の保護活動を組み合わせた「ドッグ・プログラム」を開始しました。

2018年には、若者達の就労経験の場作りと、保護犬の譲渡促進を目指して、「保護犬と出会えるカフェキドックスカフェ」を、茨城県つくば市に開設。
これまでにたくさんの子ども若者が自分らしい生き方を見つけ、
たくさんの保護犬たちに温かい家族と出会い、それぞれの道に巣立っていきました。
2021年頃から、これまでの「対症事業=問題が起きた後の対処」だけでなく、「予防事業=問題が起きる前の予防」の必要性を強く感じ、
「子ども若者達が抱える問題が長期化・複雑化して社会的に孤立する前に」「犬達が飼い主に捨てられる前に」もっと出来ることがあるのでは、自分たちの力だけでなく地域や社会全体で共に取り組む土壌を育む必要性があると考え、
2022年に「ヒューマンアニマルコミュニティセンターキドックス」をつくば市に開設予定です。
キドックスの”人と動物の福祉”への挑戦は、まだまだ続きます!

Case

ある若者と保護犬のストーリー

”学校のいじめで不登校になった。自分の居場所が見つからない”

もともと穏やかでおとなしい性格だったHさん。仲が良かった友人がいじめに遭い、優しい性格から支えていたところ、味方をするのかとHさんにいじめのターゲットが変わってしまった。
相手に自分の意見を言えず、最初は耐えていたものの、徐々に学校へ行けなくなり家に閉じこもるように。家では犬を飼っていて、唯一、愛犬とふれあう時間だけが癒しだった。

”何かしたいと思った時に、自分にも行けそうな居場所があった”

家に閉じこもってから、最初は気持ちの落ち込みが大きかったHさん。しかし、自宅で心身を休めるうちに、徐々に何かしてみようかなという気持ちが沸いてきた。ただ、学校に行くのはまだ怖く感じ、何か今の自分にもできることを探してみた。
「そうだ、保護犬のボランティア活動なんかやってみたい」そう思ったHさんはネットで保護犬のボランティア活動を検索したら、キドックスを見つける。
さっそく問い合わせをして、施設の見学や活動の説明を聞いてみた。
「犬のお世話や散歩なら、自分にもできるかもしれない。」そう感じたHさんは、キドックスに通ってみることにした。

“最初は試行錯誤。担当犬との関わりで、自信がついてきた”

キドックスへ通い始めは犬との接し方や作業内容、ドッグトレーニングのことなど、教えてもらうことのほうが多く、試行錯誤だった。しかし、目の前のことにコツコツ取り組むうちに、作業の流れやルールにも大分慣れてきた。
そんな時「そろそろ保護犬を担当してみようか」とスタッフに言われ、”ポチ”という保護犬を担当することになった。ポチは穏やかでおとなしいタイプの犬だが、どこか人を見る目が怯えていた。
「あ、私に似ているな」Hさんはそんなことを感じた。Hさんだからこそ、ポチの気持ちに寄り添い、「大丈夫だよ」と安心させる言葉を何度も声をかけながら、ポチができることを徐々に増やしていくことができた。

”担当犬のためなら、がんばれる。”

ポチとHさんのペアでトレーニングを初めてから数か月。
Hさんのお陰で自信がついてきたポチ。当初人を怯えるような目で見ていた様子は無くなり、Hさんの声掛けに自信たっぷりに「オスワリ」や「マテ」を披露する。ポチがHさんを見る目は信頼そのものだ。
そんな時、ポチに里親希望者とのお見合いが入った。お見合いに同席したHさんは、スタッフと共に自信たっぷりに里親希望者のご家族にオスワリやマテを披露し、ポチの説明をする。ポチも、時折Hさんの顔を確認しながらも、初対面に怯えることなく里親希望者と挨拶することができた。
その後、里親希望のお家へトライアルが無事に決まり、Hさんはポチを抱きしめて喜んだ。

”保護犬の再出発が自分の未来への希望に”

ポチは2週間のトライアルを経て、正式に里親譲渡が決まった。里親さんからのポチの家庭での様子の写真やメッセージを読みながら、Hさんは「幸せになって良かったね、ポチ」とても喜んでいた。
ポチの次の担当犬のトレーニングを開始しながら、Hさんは自分もポチのように次のステップに進むことを考え始めていた。もっと犬の勉強がしたいと思っていたHさんは、ペットの専門学校に進学する目標を決めて、前に進み始めた。

Message

活動をはじめた経緯

声なき声の代弁者でありたい

私は小学校の頃にいじめに遭った経験から、「声を発せずに悩んでいる当事者」に共感するようになりました。小学校の時に図書館で読んだ「動物の殺処分」のこと「動物実験」のこと、声を発せない動物達の心の声にとても共感し、自分にも何かできることはないかと模索しました。

また、中学校の頃に友人が非行に走っていく様子を目の当たりにし、非行に陥る少年少女もさまざまな事情を抱え、声を発せずに心の声を非行という形で表現しているのではと考えるようなりました。

そんな人と動物に対する考えが交錯する中、高校生の頃に、アメリカで行われている少年院内で非行少年が捨て犬を保護譲渡し更生していく「プロジェクトプーチ」というプログラムを知り、「いつか日本でもこの活動を広げたい」とこの活動を志すようになりました。

私は、小学校の頃に思い描いた「声を発せずに悩んでいる当事者」の味方でいたい、声を代弁できる存在でいたいと思っています。「声を発せずに悩んでいる当事者」が、人の姿であったか、動物の姿であったか、の違いでしかありません。人も動物も、生き物であり、心があり、感情があります。

私たちキドックスはこれまでも、これからも、声なき声を持つ子ども若者や動物たちの味方でいたいと思っています。そして、人と動物の双方が、本来持っている可能性を発揮し、心身ともに豊かに生きれる社会をつくることが、キドックスが取り組むべきミッションであると考えています。

代表理事

上山琴美

筑波大学人間学類卒業。 社会福祉士。キャリアコンサルタント。動物介在療法に関する国際学会(ISAAT)認定ライセンス(麻布大学)。第31回人間力大賞 総務大臣奨励賞 受賞。

Story

あゆみとこれから

活動初期
2010〜2012年

2010年

任意団体として活動開始

犬と子どもの社会問題の調査・研究開始

犬を介した子ども向けプログラム提供開始

2012年

法人設立

NPO法人格を取得

活動試行期
2013〜2016年

2013年

通所型の動物介在活動「ドッグプログラム」をスタート

犬と若者の支援施設「キドックスファーム」を茨城県土浦市にて開所
保護犬を介した青少年の自立支援プログラム開始(自立援助ホーム向け)
サポステ連携の若者就労支援プログラム開始
若者自立支援プログラム「いぬのいえ」開始



2016年

書籍が発売

キドックスの活動を描いた書籍「捨て犬たちと目指す明日」が金の星社より発売

運営安定期
2017〜2020年

2017年

福祉サービスの開始

茨城県指定就労移行支援・就労継続支援B型事業を開始           
「多機能事業所キドックスファーム土浦」開設

2018年

カフェオープン

保護犬と出会えるカフェ「キドックスカフェ」をつくば市に開設

目指す未来

これまでにたくさんの子ども若者が自分らしい生き方を見つけ、
たくさんの保護犬たちに温かい家族と出会い、それぞれの道に巣立っていきました。
2021年頃から、これまでの「対症事業=問題が起きた後の対処」だけでなく、
「予防事業=問題が起きる前の予防」の必要性を強く感じ、
「子ども若者達が抱える問題が長期化・複雑化して社会的に孤立する前に」
「犬達が飼い主に捨てられる前に」
もっと出来ることがあるのでは、
自分たちの力だけでなく地域や社会全体で共に取り組む土壌を育む必要性があると考え、
2022年に「ヒューマンアニマルコミュニティセンターキドックス」をつくば市に開設予定です。
キドックスの”人と動物の福祉”への挑戦は、まだまだ続きます!

Media

登壇とメディア掲載(一部)

Book

取材協力

キドックスの活動が書籍になりました。

「捨て犬たちとめざす明日」

今西乃子・著 浜田一男・写真

キドックスの活動が書籍になりました。

ーはじまりは一冊の本だった 本の中で捨て犬のトレーニングを通して、少年院の子どもたちが更生するプログラムを知った一人の若い女性。 彼女はアメリカまで行って学んだプログラムを持ち帰り、日本で社会に出ることのできない若者たちのために、ある施設を立ちあげる。 人間不信で、コミュニケーションが取れない捨て犬と若者たち。 それぞれのハードルを越えていくなかで生まれる絆。 その絆が、もっと高いハードルをたがいに越えさせ、人と犬を変えていく。 本の売上げの一部がキドックスへの寄付になります。 ※キドックスから直接ご購入:本の売上の20%寄付 ※全国書店でご購入:本の売上の1%寄付